2008-06-14

ポーランド出張・世界遺産「ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群」内部の様子

June 14, 2008

世界遺産の木造教会の中です。


当時石造りの建物がほとんどだったのに
木造のみ許されたプロテスタントの教会です

ポーランドのドルヌィ・シロンスク県にある
ヨーロッパ最大の木造宗教建築物
グウォグフにもあったが、1758年に焼失しています
「平和教会」と名付けられた福音派の教会が
現ポーランド領下のシレジア地方の
ヤヴォル、シフィドニツァ、グウォグフ
に建てられました
ヤヴォルの教会は「聖霊の祈り」に基づいたもので
シフィドニツァの教会は「聖三位一体の祈り」に
基づいたものです
それらは17世紀半ばのヴェストファーレンの
平和のあとに起こった宗教論争のときに
建てられたものなので、
「平和教会」と名付けられました
その物理的・政治的諸条件から、
平和教会は信教の自由の模索への証明
としての責務を負わされる存在となりました
また、一般的にはハプスブルク家の下での
カトリック教会と結び付けられていた
ルーテル教会のイデオロギーの
稀な発露となることが求められました
シレジアのプロテスタントたちは
3つの教会を建てることを許されたが、
建設期間は1年以内
石やレンガを使ってはいけない、

という命令の為、それは木造で
しかも釘を一切使わないものでした
現存する二つの平和教会は
ユネスコの世界遺産に登録されています
2005年には350周年が祝われ
ドイツとポーランドが共同で修復に当たりました

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