ラベル coffee の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル coffee の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024-03-17

横浜みなとみらい珈琲日記 「グアテマラ・サンタ・クルス農園」開封!

2024年3月17日(日)

今月のコーヒーを開封!
「グアテマラ・サンタクルス農園」


<特徴>
いい意味でグアテマラらしくない果実貫ある
フルーティーなキャラクター
オレンジのような明るい酸味
フルーラルで華やかさが印象のコーヒー
温度変化によってラズベリーやクランベリーの
ような酸味、ナッツのようなキャラクターも。


<物語~ストーリー>
大人気のアンティグア地区より80年以上
歴史を持つ由緒ある農園のコーヒー
訪問したスタッフが
「その美しさに思わず見とれてしまった」
と言っていたのが農園の隣にある古い教会
その教会こそが農園名の由来
「サンタ・クルス教会」
元々この教会がこの農園を所有していたが、
現オーナーであるセラヤさんの祖父が引き継ぎ
アンティグアを代表する農園になった。

このアンティグア地区はアグア火山と
アカテナンゴ火山、フエゴ火山に囲まれた盆地
今でも火山活動が活発で噴煙を上げている。
これらの火山がもたらした火山灰と軽石を
多く含む土壌は農業技師たちを驚かせるほど
肥沃でコーヒー栽培に最適である。
このため農園内には樹齢40年以上の
古い木が多く、最も古いコーヒーの木は
樹齢70年以上とも言われている。

また毎年のように品評会にはセラヤさんが
管理する農園が複数入賞していて、その
管理能力は世界中が注目している。
農園内はとても綺麗に管理されており
スタックが撮影した写真には整然と並んだ
コーヒーノキとそれを直射日光から守る
ための木(シェードツリー)を見ることが
できた。15~16haとグアテマラ国内では
決して広くない農園だけど、セラヤさんが、
大雪に育てていることを肌で感じることができた。
グアテマラの歴史を感じることができるコーヒー





 

2024-02-28

横浜みなとみらい珈琲日記 ハワイのお土産

2024年2月28日(水)

豆ではなく、挽いてあるコーヒー
少し多めに粉入れてハンドドリップ





 

2024-02-27

横浜みなとみらい珈琲日記 ブラジル・ブルボン・クラシコ開封!

2024年2月27日(火)

今月の2袋目「ブラジル・ブルボン・クラシコ」開封!
久しぶりのブラジル

<特徴>
まるでキャラメルナッツタルト!
クルミやアーモンドといったキャラクター
アプリコットのようなフレーバーも
感じられる。ミルクチョコのような
まろやかな甘さが飲んだ後の余韻として
心地よく持続していく


<物語~ストーリー~>
「好みの人はきっと多いだろう」というのが
このコーヒーを飲んだ第一印象
このコーヒーはブラジルコーヒーが持つ「甘さ」
を十分に感じることができる。

このコーヒーの品種は特に「甘さ」にフォーカス
したものを選んでいる。
それは「ブルボン・アマレロ種」という
少し変わった品種である。
ブルボン種の最大の特徴は甘さと
まろやかなコク。
さらに通常コーヒーチェリーは赤く熟すが
アマレロという黄色いチェリーの実のみを
用いることで熟度の高い
フルーツのようなフレーバーを感じる。

このようなブルボン種であるが耐病性が低く
生産が難しいことを理由に生産が激減して
しまった過去がある。1859年に持ち込まれた
ブルボン種はブラジル全土で栽培されていたが
当時、品質よりも量を重視した市場も追い風となり
生産効率の良いハイブリッド種に移行していった。
その後、輸出自由化から再びブルボン種の
品質の良さに注目が集まる。

そして現在、育成が難しい品種ながら
生産者のひたむきな努力が実り、ブラジルの
スペシャルティコーヒー界に
欠かせない存在になっている。




 

2024-01-29

横浜みなとみらい珈琲日記「グアテマラ・アティトラン・ブルーレイク」開封!

2024年1月29日(月)

1月のコーヒーが届いた
「グアテマラ・アティトラン・ブルーレイク」
ちょうど飲み終えたのもグアテマラ

<特徴>
火山性の有機物富んだ土壌に恩恵を受けるコーヒーは
ミルクチョコレートのような優しい甘さと
まったろとした口当たりが特徴
さらにブルーベリーのようなキャラクター
温度変化によってナッツのような
香りも感じるコーヒー


<物語~ストーリー~>
このコーヒーは「世界一美しい湖」と評される
アティトラン湖周辺の4つの村で作られたコーヒー
現在もマヤの文化が継承され、美しい湖沿いには
マヤ民族のカラフルな民芸品が並ぶ。
この湖は約8万年以上前の火山活動によって生まれた
広大なカルデラ湖で、周囲を3つの火山に囲まれた地域。
肥沃な土壌と気候から、非常に豊かな生態系が織りなす
コーヒー栽培に最適な産地の一つである。

この地に住む農家さんたちが、伝統を守りながら
コーヒーを育てている。
収穫されたコーヒーチェリーは精製所に集められる。
一般的に農家さんからチェリーを集めると、
どうしても生産者ごとにばらつきが生まれてしまう。
こちらのブルーレイクは集めたコーヒーを
精製段階で選別を行うことで品質の安定化を図っている
選別作業を繰りかえすほど品質は向上するが、
出荷量は減ってしまう。それでも長年
このブルーレイクが安定した品質で信頼されている
ことから丁寧な精製と品質へのこだわりが感じられる。

また、環境への負荷を軽減するため
水の仕様を抑えた方法での精製に取り組んでいる。
美しい湖沿いで、小さな小さな畑を持つ
農家さんが育てたコーヒーである。




 

2024-01-17

横浜みなとみらい珈琲日記 グアテマラ・アンティグア地区 ラ・ソレダー農園 開封!

2024年1月17日(水)

新しいコーヒーを開封
「グアテマラ・ラ・ソレダー農園」

<特徴>
毎日飲んでも飲み飽きないコーヒーを目指している。
それを象徴するのが、アンティグア産のコーヒー
フルーティで優しい酸味が心地よく
温度変化とともに甘さが際立つバランスの良さ


<物語~ストーリー~>
ベラ・ビスタ精製所のセラヤさんが管理する農園のコーヒー
彼はアンティグアを代表する生産者で自身の農園の他に
約20の農園管理を行っている。2019年、スタッフが彼に
アンティグアの農園を案内してもらった際には、
その知識の多さに驚いたそうだ。農園では化学物質を
最小限に抑えるために農業活動を改善し農業技師として
化学的な知識を各農園と共有している。

またセラヤさんはアンティグアに住む人々の次世代の
社会的基盤を作るためにも尽力している。
美味しいコーヒーを作るためには優秀なスタッフが必要
そのための技術や知識、トレーニング、さらには資金調達など
各農園をサポートしている。このようにセラヤさんは
アンティグアのコーヒー生産を支えるキーマン。
彼の持つ強いリーダーシップと熱い志を注がれたコーヒー




 

2024-01-06

横浜みなとみらい珈琲日記 「コスタリカ・ロス・アンヘレス(Costa Rica Los Angels)」開封

2024年1月6日(土)

<特徴>
くちに含んだ瞬間に感じるベルベットのように
滑らかで重みのあるしっかりとした舌ざわり。
プルーンやレーズンのようなキャラクター。
温度変化によって桃やプラムなど様々な表情を
見せてくれる。まったりとした
メープルシロップのような甘みが
品質の高さを実感できる素晴らしいコーヒー


<物語~ストーリー~>
その年に収穫されたコーヒーの最高品質のものに
与えられる名誉ある称号が「カップ・オブ・エクセレンス」
(以下COE)
ロス・アンヘレス マイクロミルはこnおCOEで
2018年の1位受賞に続き、毎年上位入賞する素晴らしい
マイクロミルである。

オーナーはリカルドさん、奥さんと息子さん、娘さんと
一家総出でマイクロミルを経営している。リカルドさんの
農園は、コスタリカ中央部タラス地区の特に標高の高い
1800m~1980mの場所にある。この場所は2019年に
スタッフ(浅野さん)も訪問している。昼間は夏のように
熱い日差しが降り注ぐが夜はダウンジャケットが手放せない
くらいの寒暖差の激しい場所。

急斜面になる農園は日当たりや風通しが良いため
高品質なコーヒーを生み出す。とはいえ、
2008年の設立当初は納得のいくコーヒーができず
苦労したそうだ。リカルドさんの長年の夢である
「コスタリカNo1のコーヒーを作り上げる」
ためにたゆまぬ努力を重ねて素晴らしいコーヒーを
作り続けている。

現在は20haに満たない小さな農園を16農園所有
農園は小さいが、小さいからこそ手の行き届いた
丁寧な管理が可能である。それぞれの農園で
カツアイ、イエローカツアイ、ピジャロポス
ゲイシャなどの様々な品種を栽培しており
どの品種かその土地に適しているかを検証している。
小さな農園で収穫から精製、乾燥までを自分たちの目で
厳しく管理することで、良質な酸味と甘みあふれる
コーヒーに仕上げた。コスタリカでもトップクラスの
精製技術を持つマイクロミルのコーヒーである。