Stay Foolish
賢望記(Quenbow Key) Since 1969
2026-10-13
2026-10-12
2026-10-11
東京・新丸ビル「手打ちそば 石月」旅のシメはお蕎麦で
新丸ビル5階にある「石月」さんへ。
白地に端正な文字が映える暖簾をくぐると、
ビル内とは思えない落ち着いた
和の風情が広がっており、
入る前から期待感が高まります。
こちらのお店の素晴らしいところは、
本格的な「手打ち蕎麦」はもちろんのこと、
酒呑みの心を掴んで離さない
「蕎麦前(一品料理)」
のクオリティの高さです。
絶妙な火入れの鴨焼き
美しくロゼ色に仕上げられた鴨肉は、
肉汁をたたえてしっとりジューシー。
噛むほどに旨味と上質な脂の甘みが広がり、
黒胡椒のアクセントが効いていて
お酒が止まりません。
じっくり煮込まれた牛すじ豆腐
飴色になるまでしっかり味の染みた牛すじは
ホロホロの柔らかさ。
焼き目のついた豆腐と
たっぷりの青ねぎとの相性が抜群で、
コク深い味わいがたまりません。
季節を感じる酒肴の数々
出汁をたっぷり吸った茄子の煮浸しには
茗荷と削り節が添えられ清涼感たっぷり。
彩り豊かな南蛮漬けは程よい酸味で、
箸休めにも最高です。
どの一品も器の選定から盛り付けまで
非常に丁寧で、料理人の美意識を感じます。
心地よいロックグラスの雲海(そば焼酎)
どっしりとした風合いある陶器グラスに
大きめの氷が浮かぶお酒は、
冷涼感と手馴染みの良さが格別。
料理とのペアリングをゆったり楽しめます。
主役のせいろ蕎麦
竹ざるに美しく盛られた蕎麦は、
角がキリッと立ち、みずみずしい艶やかさ。
手打ちならではの風味豊かな香りと
心地よいコシ、そして抜群の喉越しです。
大根おろしや白髪ねぎ、山葵などの薬味も
たっぷりと添えられており、
最後の一筋まで飽きさせません。
お蕎麦を食べるだけでなく、
「まず旨い肴とお酒をゆっくり傾け、
最後につるりと蕎麦で締める」
という江戸前蕎麦の粋な楽しみ方が
存分に味わえる名店です。
店内は落ち着いた大人の空気感があり、
仕事帰りの一杯はもちろん、
デートや気心知れた友人との会食にも
自信を持っておすすめできます。










