2024-08-22

横浜みなとみらい珈琲日記「グアテマラ・レタナ農園」

2024年8月22日(木)

8月のコーヒー2袋目
グアテマラ・レタナ農園


<特徴>
まろやかな口当たりバランスの良さが
アンティグアらしいコーヒー
温度変化によってアプリコットのような
優しい酸味も感じる
酸味が落ち着いたころには
黒糖やミルクチョコレートのような
豊かな甘さが際立って感じる


<物語~ストーリー>
創立90年を迎えたレタナ農園
きゃろっとで紹介するのは7年ぶり!
レタナ農園のあるアンティグアは
3つの火山にかこまれた盆地で
火山灰質の豊かな土壌が広がり
山から吹きつける冷涼な空気が昼夜の
寒暖差を生み出す
最高品質のコーヒーをつくる自然条件が揃った
この土地は国内でコーヒー栽培が始まった伝統
もあり、グアテマラコーヒーの代名詞でもある。


この農園は元来カトリックの修道士たちの
手により運営されていた。農園名はその当時の
代表であったレタナ神父名前に由来している。
そのころレタナ農園ではコーヒー栽培をしておらず
サトウキビが栽培されていた。その後、
オーナーはコフィーニョさんとなり、
コーンやアボカドなど様々な農作物を試験的に
栽培する。試行錯誤の末にコーヒー栽培に
たどり着いたが、農園を購入した当初は
不況の煽りを受けてとても苦労したそうだ。


今回買い付けに成功したのは
レタナ農園の中でも特に甘みの強い
イエローブルボン
ポルトガル語で「黄色」を意味する
アマレロとも呼ばれ、通常真っ赤に実る
コーヒーチェリーが黄色く熟していくのが特徴
赤い実に比べて熟度の判断がしにくく
うまく扱うことができない場合は
未成熟な味わいになってしまう。
そこはで伝統あるレタナ農園
熟練したピッカーさんによって完熟のチェリーが
摘み取られ、芳醇な甘さとほのかに残る
フルーティな味わいを感じさせてくれる。
その洗練されたフレーバーはアンティグア産の
コーヒーの特徴を鮮やかに表現している
レタナ農園のイエローブルボンが醸し出す
クラッシックアンティグアのフレーバー