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2025-04-01

横浜みなとみらい珈琲日記「インドネシア マンデリン・チャトゥール」開封!

2025/4/1火曜日



<特徴 -comments->

口にした瞬間に驚くのは、

黒糖のかけらを口に含んだ時のような甘さ。

レーズンやドライいちじくのようなフレーバー、

ハーブやマンデリンらしいアーシーさが

絡み合う複雑なコーヒーです。

ふわっとカップから香る

ジャスミンティーのような

華やかなアロマが

癒しの時間をお届けします。



<物語 -coffee story->

2024年バリスタ世界チャンピオン!

ミカエル・ジャシンさんがプロデュースした

マンデリンをご紹介です。

「えっ!?」と思うかもしれませんが、

『インドネシア」と『バリスタという職業』が

僕たちの持つイメージと合致しにくいですよね。

ですが、

近年のインドネシアは、

アジアでもトップクラスの経済成長を遂げています。

そして同じように、

人口の半数以上を占める若年層を中心に、

カフェ文化が急速に広がっているんです。

ジャカルタの街を歩けば、

真新しいカフェがたくさん見られます。

このように急速な発展をする

インドネシアのスペシャルティコーヒー界で

第一線を走る人物が、ミカエルさんです。

彼は

「Agents of Change(変化を引き起こす存在になる)」

という構想のもと、

農家さんたちと一緒に協力しながら、

コーヒー産業をもっと良くしようとしています。

彼の目標は、

地元で生産されたコーヒーの可能性を

世界市場に広げることです。


この「Agents of Change」は、

2019年から始まりました。

農家さんや地元の大学と力を合わせて、

様々な改善を行ってきました。

そのおかげで、

農家さんたちはより良い報酬を得られるようになり、

生活が少しずつ良くなってきています。

大学との協力もとても重要で、

コーヒーの品種や土地に合った

微生物の研究が進められています。

こうした研究をもとに、

毎年最高のコーヒーを作るための方法を

模索しています。

さらに、コーヒーの輸出状況も改善され、

コーヒーの品質にこだわる考え方が

根付いてきました。

その結果、国際的に取引される価格が上がりました。


このように、ミカエルさんの取り組みは

インドネシアのコーヒー業界全体に

素晴らしい影響を与えているんです。

ぜひ、この特別なマンデリンを試してみてください。

ひと口飲むたびに、

インドネシアの農家さんたちの

情熱や努力を感じることができるでしょう。

あなたのコーヒータイムが、

もっと特別なものになるはずです!


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2025-03-31

横浜みなとみらい珈琲日記「コスタリカ ドン・オスカル」最後の一杯

2025/3/31 月曜日

朝のコーヒー
コスタリカ ドン・オスカルが
最後の一杯
になった



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2025-03-24

横浜みなとみらい珈琲日記「コスタリカ ドン・オスカル」開封!

2025/3/24 月曜日



<特徵 -comments->

今月のコスタリカマイクロロットシリーズでも、

バリスタさーやんが特にお気に入りの

「ドン・オスカル」

レッドアップルやアプリコットのような

果実感いっぱいのコーヒーです。

温度変化とともに感じる酸味は繊細で、

まるでシロップやキャンディのような

滑らかな甘さが長く続きます。

最後まで雑味の無いクリーンな味わいが、

素晴らしさを実感できるコーヒーです。



<物語 -coffee story->

このマイクロミルは、

ドン・オスカルさんとその息子夫婦、

お孫さんが家族一丸となって

コーヒー作りをしています。


僕が訪れた際、

息子さんのアレハンドロさんと

オラッシオさんに案内していただきました。

そこで最初に目についたのが、

一面に広がる乾燥中のコーヒー豆です。

小学校の体育館ほどの敷地に、

アフリカンベッドと呼ばれる高床式の

乾燥棚が設置されています。

その上のコーヒー豆を、

たった一人の男性が両手で混ぜていたのです。

優しく丁寧に。

一粒一粒摘み取ったコーヒーチェリーを、

全ての工程で手間をかけて仕上げています。

このマイクロミルでは、

この攪拌作業を3時間おきに行います。

通常、パティオという乾燥場と乾燥機で、

効率よく早く仕上げてしまうのですが、

パティオで2日間乾燥した後、

アフリカンベッドで 12~15日かけて

乾燥工程を終えます。

優しく手で攪拌し、

ゆっくりと乾燥させることで、

腐敗することなく果肉の甘みがコーヒーに浸透し、

フルーティーで甘みたっぷりのコーヒーが

完成するのです。

また農園では、収穫後に家族とスタッフ総出で、

古くなったコーヒーノキを選定する

カットバックを行い、

次の収穫に備えています。

さらに、高品質なコーヒーを生み出すために

土壌改善にも力を入れています。

ここ数年、特に改善した点が肥料。

農園の土壌分析をした際に、

この地の土壌はカリウムの含有量が多く、

今まで不足していたマグネシウムを

加えることで土壌のバランスを整えました。

こうすることで、

コーヒーチェリーの実り方・育ち方が

いい方向に改善されています。

高品質のコーヒーを生み出すために、

新たなチャレンジを続け、

手間を惜しまないことでドン・オスカルならではの

素晴らしいコーヒーが生み出されているのです。


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2025-03-15

横浜みなとみらい珈琲日記「コスタリカ ドン・ホエル」開封!

2025年3月15日(土)


特徴 -comments-

ベルガモットの爽やかで華やかな香りが印象的。

アプリコットや和梨を思わせる繊細で

フルーティーな風味が広がります。

口当たりはシルクのように滑らか。

透明感のあるカップ、白砂糖のような素朴な甘さが

全体を優しく包み込み、

一杯を通じて心地よさを感じさせます。



コスタリカはここ!


物語 -coffee story-

ドン・ホエルマイクロミルは、

2011年に創設されました。

オーナーのアラン・オビエドさんの

父フリオさんのニックネーム

「Joel」

が名前の由来です。

家族を大切にするコスタリカの人

らしい由来ですね。


このマイクロミルは、コスタリカの中でも特に

小規模であることで知られています。

所有する農園は、約 10ha。

アランご夫婦とその息子さんの3人で運営し、

収穫期には家族総出で作業をしています。

ご家族で丁寧に管理ができる規模での

管理が、この素晴らしいコーヒーを

生み出しているのですね。


創設から3年後には、安定した収量を

確保するまでに成長を遂げました。

その背景にはいくつかの要因があります。

ひとつめは、ウエストバレー地区特有の

微小気候です。

ウエストバレーには、

ぼくも何度か足を運びましたが、

昼夜の寒暖差に毎回驚かされます。

同じ農園内でも区画ごとに異なる

風向きや日当たり、土壌成分が、

コーヒー栽培にとても優れているのですね。

ふたつめには、その特異な気候特性だけに

頼りきらない、

アランさんの品質改善への努力があるからに

他なりません。

この継続的な努力で、

毎年のように素晴らしいコーヒーを

生み出すこのマイクロミルは、

より良い品質のコーヒーを

生産するために情熱をもって

様々な取り組みを行っています。

コスタリカで発展した

ハニープロセスや伝統品種にとどまらず、

新たなコーヒー豆の栽培・精製方法を

取り入れ、多様化を図ります。

その成果として、

2022年の国際品評会でケニア種を出品し、

見事に 15 位に入賞を果たしました。

コスタリカではまだまだ定着していない

この品種で、受賞を果たすには

アランさんのフロンティアスピリットが

輝いています。

このように、

ケニア品種を強みにして活躍する

生産者の1人として

匠の技を見せているアランさん。


今月ご紹介のコーヒーはケニア種ではなく、

伝統的なヴィジャサルチ種ですが、

その品質は折り紙付きす。

ぜひお楽しみください。


アランさんの優しい顔からは

想像できないような、

自信に満ち溢れたコーヒーの風味。

きめろっとへやってきたときも、

ご自身の作ったどのコーヒーにも

誇りを持っているようでした。

2022年、SCAJで実際に振舞ってくれた

あの味は忘れません。

今回ご紹介するのは、

伝統品種のヴィジャサルチ種ですが、

その品質は折り紙つきです。


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マイクロミルとは?

今、世界中で、マイクロロットコーヒーが注目を集めています。コスタリカで起きた大きな転換が「マイクロミル革命」。従来のコーヒー生産者は収穫したチェリーを最寄りのミル(コーヒー精製工場)まで持っていき、そのチェリーを売ることで賃金を得ていました。それまでは相場で取引されていたため、生産者の取り分はわずかなものでしたが、自分たちの収穫したチェリーをマイクロミル(小さな設備)で管理することで、素晴らしいテロワール(その土地の個性)を表現することに成功した生産者が次々と誕生しました。それが世界のコーヒーの現場でも広がっています。量は少なくても、今までの常識を覆すような上質で特徴のあるものを創ること。まるでワインの生産国のような新しいコーヒーのモデルが、世界中で広がっています。


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