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2026-09-12

横浜みなとみらい珈琲日記「グアテマラ ペニャ・ロハ」

2026/9/12 土曜日


含んだ瞬間に広がる澄んだ甘み。

それはまるで、遠く離れた異国の高い山の上で、

冷たくて清らかな空気を深く

吸い込んだ時のような感覚です。

皆さんは、この一杯のコーヒーが

手元に届くまでに、

どれほど険しい景色を越えてきたか

想像したことはありますか。


この豆が育つ「ウエウエテナンゴ地区」。

また、現地の言葉で「赤い岩」という

意味を持つ「ペニャ・ロハ生産組合」は、

たどり着くことすら容易ではありません。

四輪駆動車に乗り込み、

大きな岩がゴツゴツと突き出した

未舗装の山道を何時間も揺られ続けなければ

なりません。正直なところ、

普段は乗り物酔いなどしない僕でさえ、

あまりの激しい揺れに具合が悪く

なってしまうほどの過酷な道のりです。


しかし、その厳しい地形こそが、

この豆に特別な魔法をかけています。

人の立ち入りを拒むような深い山の中、

急峻な斜面による限られた日当たりと、

山特有の冷涼な風。

この厳しい自然環境が、

コーヒーの実にゆっくりと、

そして力強く濃密な糖分を蓄えさせるのです。

農家の方々は、そんな不便な場所で

朝早くから作業にあたり、

山から湧き出る新鮮で透き通った水を使って、

ひと粒ずつ丁寧にコーヒーの実を

磨き上げています。

あの過酷な山道を思い出すと、

目の前にある一杯の驚くほどクリーンで

透明感のある味わいが、

どれほど贅沢なものか改めて気づかされます。


このコーヒーは、生産者たちの静かな情熱と、

山の恵みが形になった結晶です。

慌ただしい日常の手を止めて、

ふと一息つきたいとき。

遥かグアテマラの山奥で真っ赤に色づいた

コーヒーチェリーの情景に想いを馳せながら、

この清らかな一杯をゆっくりと

楽しんでみてください。



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2026-09-05

横浜みなとみらい日記 土曜日の朝ごはんとコーヒー

2026/9/5 土曜日


おまけの珈琲豆が送られてきたので
一気に淹れてみた

その前に朝食
玉子焼きやサラダなどいろいろ

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2026-07-20

横浜みなとみらい珈琲日記「エチオピア シダモ・シャンタワネ ナチュラル」開封!

2026/7/20 月曜日


まずは、コーヒー豆の香りを嗅いでみてください。

他のコーヒーにはない、

ジャスミンや完熟ストロベリーのような香りが

感じられるでしょう。

これが、6年ぶりに新豆でご紹介する、

ナチュラル精製の大きな魅力の1つです。


エチオピア南部のシダモ地方、

その中でも標高2000mを超える峻厳な山々に

抱かれたシャンタワネ村。

この雲に近い高地から届けられたのがこの銘柄です。

この地を一躍世界に知らしめたのは、2020年にエチ

オピアで初めて開催された国際品評会、

カップ・オブ・エクセレンスでした。

初年度に見事優勝を飾った

ニグセ・ゲメダさんを輩出したこの地域は、

今や世界中のバイヤーが熱い視線を送る

最高峰の産地となっています。

その品質の要となっているのが、

シャンタワネ・ウォッシングステーションです。

ここは周辺の小規模農家の方々と手を取り合い、

適切な対価でチェリーを買い集めることで

地域社会を支えながら、エチオピア全土へ

最高級の精製技術と知識を広めてきました。


この地域の特徴は、

何といっても厳しい昼夜の寒暖差。

標高二千メートル級の高地では

病害虫のリスクが格段に低く、

コーヒーチェリーは長い時間をかけて

ゆっくりと成熟していきます。

その結果、豆のサイズこそ小ぶりですが、

内部には驚くほどの有機物と糖分が蓄えられ、

極めて密度の高いコーヒー豆となります。

この高い密度こそが、

焙煎時に複雑な化学変化を引き起こし、

シャンタワネ特有の華やかなフレーバーと

深い甘みをもたらすのです。

僕はこの一杯を口にするとき、

遠く離れたエチオピアの山々で、

一粒一粒を丁寧に摘み取る人々の誇りを感じます。

最高峰の情熱が宿るこの雫が、

皆様の日常をいっそう鮮やかで幸せなものに

してくれることを願っております。


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2026-07-03

横浜みなとみらい珈琲日記「ブラジル ナセンテス セハド・グランジ農園」開封!!

2026/7/3 金曜日


2025年、買い付け担当の大地君は

ブラジル・ミナスジェライス州にある

セハド・グランジ農園を訪れました。

地平線まで続く広大な草原に、

黄金色の夕日が沈んでいく光景は

息をのむほどに美しく、

今も鮮明に思い出せるそう。

しかし、この美しい農園は近年、

深刻な凍結被害に見舞われていました。

農園全体の約30%という広大なエリアが

被害を受け、現在はハケルさんを中心に、

大規模な植え替えと再生に向けた

挑戦が続いています。


この困難に立ち向かうのは、

オーナーのハケルさんです。

父ロナウドさんの背中を見て育ち、

都市部で経営学を学んだ彼女は、

週6回の筋トレを欠かさない非常に

パワフルな女性です。彼女は経営学の

視点を活かし、病害虫に強く高品質な

最新品種を自ら選択して導入しました。

政府機関のデータも活用しながら、

ベテランスタッフと共に、

より強固で持続可能な生産体制を

築き上げています。

農園内には彼女が愛する花の庭園が広がり、

隅々まで手入れが行き届いています。

効率を重視する経営者としての冷静な視点と、

植物を慈しむ繊細な感性。

その両面を併せ持つ彼女だからこそ、

この緻密で美しい味わいを生み出すことが

できるのでしょう。大切に育てられた

この一杯からは、セハドの乾いた風と

彼女たちの情熱が伝わってくるようです。

鼻に抜ける香りはヘーゼルナッツのように

香ばしく、その奥にはあんず飴を思わせる

優しい甘さが隠れています。


ハケルさんは「私にとってここは世界一の場所」

と微笑みます。美しい景色を思い浮かべながら、

この一杯をゆっくりと味わってみてください。


2025年_横浜みなとみらい珈琲日記
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2026-06-02

横浜みなとみらい珈琲日記「ボリビア コパカバーナ農園」

2026/6/2 火曜日


4月の新豆

ボリビア コパカバーナ農園

雲の上の農園で守り抜かれた、50年の情熱が香る



ボリビアという国を想像してみてください。

アンデス山脈の険しい山々に囲まれた、

まさに「雲の上の国」です。

このコーヒーを一口飲むと、

心からホッとするような口当たりが

心地よく残ります。

この心地よい口当たりと優しい酸味は、

一体どこから来るのでしょうか。

実はこの一杯には、ボリビアという国が辿った、

ある「決意」の物語が隠されています。

今から50年前、農園主マリアさんの

父・ハイメさんがこの地で

コーヒー作りを始めた頃、

ボリビアは大きな困難の中にありました。

それは、麻薬の原料となる「コカ」栽培の

誘惑です。周囲の農家たちが、

手っ取り早く収入が得られるコカ栽培へと

次々に転作し、治安も悪化していく中、

ボリビアのコーヒー文化は消滅の危機に

瀕していました。それでもハイメさんは、

高品質なコーヒーでこの国を支えたい

という一途な想いから、

あえて困難な道を選びました。

標高3600メートルという、

人間が生活するのもやっとの厳しい高地。

そこへチチカカ湖から届く適度な湿度が重なり、

希少なティピカ種のコーヒーに魔法をかけます。

過酷な環境だからこそ、実はゆっくりと

時間をかけて熟し、あの独特な甘い香りが

凝縮されるのです。今年届いた豆を見て、

ハッとしました。例年よりも豆がひと回り

大きく、50年の月日が着実に品質を

押し上げてきたことを物語っていたからです。

忙しい毎日のふとした瞬間に、

この一杯を淹れてみてください。

険しい山々を吹き抜ける風と、

親子二代にわたる情熱が、

あなたの心に静かな安らぎを

届けてくれるはずです。



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