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2025-01-04

横浜みなとみらい珈琲日記 ブラジル・ブルボンクラシコ開封!

2025年1月4日(土)

<特徴>
まるでキャラメルナッツタルト!
クルミやアーモンドといったキャラクター
アプリコットのようなフレーバーも
感じられる。ミルクチョコのような
まろやかな甘さが飲んだ後の余韻として
心地よく持続していく


<物語~ストーリー~>
「好みの人はきっと多いだろう」というのが
このコーヒーを飲んだ第一印象
このコーヒーはブラジルコーヒーが持つ「甘さ」
を十分に感じることができる。

このコーヒーの品種は特に「甘さ」にフォーカス
したものを選んでいる。
それは「ブルボン・アマレロ種」という
少し変わった品種である。
ブルボン種の最大の特徴は甘さと
まろやかなコク。
さらに通常コーヒーチェリーは赤く熟すが
アマレロという黄色いチェリーの実のみを
用いることで熟度の高い
フルーツのようなフレーバーを感じる。


このようなブルボン種であるが耐病性が低く
生産が難しいことを理由に生産が激減して
しまった過去がある。1859年に持ち込まれた
ブルボン種はブラジル全土で栽培されていたが
当時、品質よりも量を重視した市場も追い風となり
生産効率の良いハイブリッド種に移行していった。
その後、輸出自由化から再びブルボン種の
品質の良さに注目が集まる。


そして現在、育成が難しい品種ながら
生産者のひたむきな努力が実り、ブラジルの
スペシャルティコーヒー界に
欠かせない存在になっている。

2024年2月27日の日記↓



 

2024-12-16

横浜みなとみらい珈琲日記 「コスタリカ・フアナチュテ」

2024年12月16日(火)

<特徴>
一口目はカシスやプルーンを思わせる豊かな風味
ブラウンシュガーのような豊かな甘みも感じられる。
冷めてくるにつれて赤リンゴやアプリコットの
繊細な果実味が調和し、心地よい印象もある。
さらに雑味のないクリーンな味わいが
全体のバランスを整えている


<物語~ストーリー>
コスタリカは今や世界最高峰ともいえる高品質なコーヒーを
生産する産地となった。それは今までの習わしや勘だけに
頼るのではなく、自分自身の手で実験し検証してコーヒーを
生産し続けてきた生産者の方々の努力の賜物である。
このコーヒーの味わいがそのように誇りをもって生産して
いるから生まれたのだと感銘を受けた。

この農園はオーガニック栽培でコーヒーを育てており
様々な取組みをしている。
中でもユニークなのがコーヒー栽培に対する考え方
コーヒーの栽培の上で最も恐れているのは「さび病」
というコーヒーの病気。この病気にかかるとコーヒーの
収量は激減してしまう。通常さび病にかかった
コーヒーの木は患部に薬剤をかけたり、銅剤を塗ることで
雑菌して回復を待つのだが、この農園は違った。
「さび病にかからない木を作ればいい」
という根本治療的な考えを軸にしている。
そのうえで色々な実験をしていた。
例えば「ミミズの紅茶」と自ら名付けた液体を
コーヒーの葉に散布すること。
大きな箱に対比と土を混ぜて蓋をしておくと
養分が豊富な土なのでたくさんのミミズが住み始める。
実はこの土が入っている箱は、底部がメッシュ状に
なっていて、上から水をかけることで養分が水に溶けて
下に落ちる。この養分たっぷりの抽出液がミミズの紅茶
これを葉に散布することでコーヒーの木が病気に強くなる
結果が得られる。実際にこのやり方を初めてから
数年間、さび病の被害はゼロになり農薬を使わずに
栽培することが可能になったと農園主のフランシスコ
さんは話してくれた。
小さなマイクロミルでこのように手をかけて
仕上げられたコーヒーは農園主のクラフトマンシップを
感じることができるコーヒーです。



 

2024-12-09

横浜みなとみらい珈琲日記「コスタリカ ドン・マヨ」開封!

2024年12月9日(月)

<特徴>
ブラックベリーやカシス、木苺ジャムのような
個性的なキャラクターのコーヒー
口に含んだ瞬間に感じるボディ感と
メープルのような甘さが特徴
冷めると果実の輪郭をはっきりと感じる
素晴らしいコーヒー


<物語~ストーリー>
2019年ドン・マヨ マイクロミルのオーナーである
パブロさんがキャロットにやってきた。一緒の時間を
過ごし、話をする中で印象的な言葉がいくつかある。
その一つが、徹底的な「データ分析」パブロさんは
「安心で美味しいコーヒーを作るためにデータを
集めてきた。コーヒーは農産物だから毎年同じ
状況ではない。状況に合わせて、土や発酵や
乾燥を少しずつ調整していく。同じ味に
仕上げるために同じ工程を踏むんじゃだめ、
状況が変化するからこそ、それに合わせて
調整をしていく。そしてすべてをカッピング
して、またそこから次のコーヒー栽培に改善
していく」と話す。まるで研究者のよう

そして、二つ目が「信頼」という言葉。
彼がデータを集めるのは、
楽しみにしているお客様のため。
「信頼があるからコーヒーの生産ができる」
「信頼こそスペシャルティコーヒーのすべて」
と何度も口にしていた。

パブロさんの弛まぬ努力によってつくられた
このコーヒー。果肉をたくさん残した状態で
乾燥させるレッドハニー精製のため、独特の複雑で
華やかなフレーバーが生まれる。
カシスや木苺ジャムのような個性的なキャラクター
果肉に由来するジューシーな甘さが口の
中に長く続く素晴らしいコーヒー
「特別な日に飲んでほしいコーヒー」
とパブロさん。

コスタリカでも随一の生産技術を持つ
ドン・マヨ マイクロミルのコーヒー




 

2024-12-02

横浜みなとみらい珈琲日記 ブラジル・サンタカタリーナ農園キャラメラード

2024年12月2日(月)

11月に来たコーヒーだけど
開封が12月になってしまった。

<特徴>
濃厚なミルクキャラメルのような口当たり
アーモンドやピーナッツのようなキャラクターで
温度変化でオレンジやアプリコットのような
優しい酸味も感じられる。
まったりと長く続く心地よい香ばしさと甘さは
石焼き芋のようで思わずほっこりする


<物語~ストーリー>
「こんな景色想像していなかった」
この農園を訪問した時ブラジルのイメージが変わった
ブラジルの農園の風景と言えば、
地平線が見えるほど広大な土地
機械で一斉に収穫することで大規模な生産を
可能にしてきた。


今紹介するビセンチさんの農園では
ブラジルでは珍しく、険しい山岳地帯で人手で
コーヒーを栽培しています。
未舗装の山道の先に見えてきた農園は
シェードツリーに囲まれ、崖のような急斜面に
コーヒーが植えられている。
収穫はピッカーさんたちによって手作業で行われ
完熟したコーヒーチェリーのみを丁寧に摘む。
精製方法もぬかりない。チェリーを乾燥する
パティオやアフリカンベッドでは
不純物などを一粒ずつ取り除きます。
広げられたチェリーからはブドウ畑のような
甘い香りが漂い、子供のような記憶が蘇る。
ここでは女性たちが丹念にハンドピックをを行い
均一な品質なコーヒーに仕上げている。


「妻や娘、女性の力があってこそのコーヒー」
とビセンチさんは言う
収穫から精製まで家族総出でコーヒー作りに
取り組む姿は、国境を越えて通じる暖かいものを
感じさせる。


このように、手間と愛情をかけて
コーヒーを作り続けてきた結果、2000年の
国際品評会で栄えある優勝を手にした。
この経験を励みに品質の向上を目指している



 

2024-11-05

横浜みなとみらい珈琲日記 「コロンビア サンタ・マリア」開封!

2024年11月5日(火)



<特徴>
マスカットやキウィフルーツ
ライムのようなキャラクター

フローラルさを感じる素晴らしいコーヒー
湿度変化によってベリーのような印象も
シロップのような甘さが心地よく
白ワインのようなすっきりとした
飲み口が特徴


<物語~ストーリー>
「生産者と消費者の架け橋になるため」
という想いのもと、コーヒーを届けてくれたのは
コーヒークエスト(輸出業者)のロナルドさん
元々カメラマンをしていた彼は2012年
ジャーナリストとしてコロンビアを訪れた
そこで、生計を立てるのか困難な状況に
不満を募らせる生産者に出会った。

コーヒーは生産者に始まり、輸出入業者
そしてロースターやバリスタまで
様々な人が関わっている。
その中でコーヒーを通して生計を立てられないのは
「唯一、生産者だけ」
とも言われている。ロナルドさんが創業当初の10年前
小規模生産者の収入は生産コストとほぼ同額で
収益はゼロに等しかった。以来彼は、
「生産者に適正価格を支払う」
ために品質を向上させる取り組みを続けてきた。


しかし、コーヒーが環境に悪影響を及ぼしうる
と気づいた。それがより持続可能な生産方法に
意識を傾けるきっかけになる。
その問題に一つが、コーヒー業界の高齢化
子供達にはコーヒー生産の仕事が魅力的に
映らないのでしょう。
コーヒーについて詳しく知らず、お金を稼げない
仕事だと思っていることが原因
このままでは今後のコーヒー生産は大きく
減ってしまう。


コーヒーの未来に希望が持てるなら
きっと子供たちもこの仕事を選ぶと信じている
ロナルドさんたちは魅力を伝えるために
生産者の子供を対象にした3日間の
コーヒーキャンプを実施している。
そこではコーヒー流通の全体像を説明して
利益を得るための方法がたくさんあることを
教えている。
従来型の農業の影響で様々な動物が
絶滅危惧種に指定されているサンタマリア地域では
毎年文化祭を開催している。
この問題を身近に感じてもらうため
これらの動物に関する研究発表を行う機会を
設けたり写真のコンペを実施したりと
エンタメ的な要素も取り入れている。
知識や技術を提供することよりも
子供たちをワクワクさせることを目的にしている。

子供たちが、
「将来はコーヒーの仕事がしたい」
と強く思えるように、このようなサポートを
続けるロナルドさん
「きゃろっと」でも教育事業を立ち上げた今
ロナルドさんのような情熱を持った人たちと
つながり、ともに未来をつくっていくことの
大切さを改めて感じている。



 

2024-10-21

横浜みなとみらい珈琲日記 ブラジル・パッセイオ農園、開封!

2024年10月21日(月)

<特徴>
ブラジルらしいアーモンド、ピーナッツといった
キャラクター。ミルクのように丸いマウスフィールで、
明るい印象。毎日ごくごく飲みたくなるような
親しみやすさが魅力のコーヒー


<物語~ストーリー>
パッセイオ農園はブラジルのコーヒー生産地帯
南ミナス州のモンテ・ベロという地区に
位置している。標高1100-1200mの
丘陵に広がるこの農園は
火山性ミネラルを含む肥沃な大地に恵まれ、
コーヒー生産に適している。

現在の農園主のアドルフォさんは3代にわたり
コーヒー生産を行っており、その都度
生産技術革新を行い効率性を追求している。
自然環境に対する配慮も抜群で、
農園内には75haの自然林を残し、
病害虫対策の農薬も、代替品を積極的に活用
して使用料を減らしている。

さらにこの農園ではスタッフの生活環境や
教育施設の整備や社会問題の解決にも
積極的に力を入れている。
農園の土壌整備からコーヒーの木の植え付け
コーヒーチェリーのピッキングなど
高品質なコーヒーを作り出すための技術を
一人一人に丁寧に伝えることが
この味につながっている。

その結果、2016年にはブラジルの
テイスト・オブ・ハーベストという
国内で行われる大会に出品して
入賞するまでとなった。





 

2024-10-07

横浜みなとみらい珈琲日記 「ケニア・ルンゲト ピーベリー」開封!

2024年10月7日(月)

<特徴>
開封後の心躍るような香り
グレープフルーツやライムのような
ケニアらしいフレッシュな酸味
さらにカシスやグレープのような特徴が
複雑さを感じさせる
ボディ感のあるしっかりとした飲みごたえ
ぷるんとしたジューシーな口当たり


<物語~ストーリー>
「国ぐるみでおいしいコーヒーを世界へ」
ケニアでは1933年の法改正をきっかけに
国をあげてコーヒー生産に力を入れてきました。
主に数haの農園を持つ零細農家が栽培・収穫し
それを組合に集めて仕上げていく。
以前は品質の良いコーヒーを作っても
それが適切な報酬として反映されないことが
しばしばあったが。法改正後に生産者の
生活が改善されて品質が飛躍的に向上
ケニアは世界でも有数のコーヒーの生産地になった
さらに、世界初のコーヒー研究機関を持ち
世界中に大きな影響を与えている
そこには研究資格をもったスタッフが所属し
最先端の農業技術をすべての生産者に伝えるため
惜しみない努力をしている。
ケニアの代表的な品種であるSL28 SL34など
素晴らしい香味を持つ品種がここで生まれた
このように最先端の農業技術を研究するケニアは
安定した生産量と優れた品質のコーヒーを提供している

最先端の農業技術をもつケニアから届いた
今月のコーヒーはケニア中央州キリニャガ地区で
作られた「ピーベリー」のみを選別したコーヒー
一般的なコーヒー豆はフラットビーンと呼ばれ片側が平ら
ピーベリーは丸くてかわいい形をしている。
コーヒーノキの先端部に全体の数%だけが
ピーベリーとして実ると言われ
これだけを選別することも手間のかかる作業
また、ピーベリーのすばらしさは希少性だけではなく
通常ふたつのコーヒー豆に栄養が行きわたるところ
ひとつのコーヒー豆にぎゅっと栄養が凝縮される
わけなので、香味がすばらしい。
ケニアらしいジューシーさがより際立ち
キレのある酸と果実感あふれる味わいが
生み出されている。



 

2024-09-22

横浜みなとみらい珈琲日記「グアテマラ・アンティグア地区マイクロロット」開封!

2024年9月22日(日)

<特徴>
毎日飲んでも飽きないコーヒーを目指している
それを象徴しているのがアンティグア産のコーヒー
飲み初めにはカシューナッツのような香ばしさと
ミルクのような質感で温度変化を期待させる
ミルクキャラメルのような甘さ、
アプリコットやみかんのような風味もある。


<物語~ストーリー>
ベラ・ビスタ精製所のセラヤさんが管理する農園のコーヒー
彼はアンティグアを代表する生産者で、自身の農園の他に
約20の農園管理も行っている。2019年スタッフが彼に
アンティグアの農園を案内してもらった際にはその知識の
多さに驚いたという。農園では化学物質を最小限に抑える
ために農業活動を改善し農業技師として科学的な知識を
各農園と共有している。

彼はアンティグアに住む人々の次世代の社会基盤を作る
ためにも尽力している。美味しいコーヒーを作るためには
優秀なスタッフが必要。そのための技術や知識、
トレーニング、さらには資金調達を含めて各農園のサポート
をしている。このようにセラヤさんはアンティグアの
コーヒー生産を支えるキーパーソン。彼の持つ強い
リーダーシップと熱い志を注がれたコーヒーを楽しみたい。



 

2024-09-04

横浜みなとみらい珈琲日記「インドネシア・マンデリン クラッシックブルボン」開封!

2024年9月4日(水)

8月のコーヒー
「インドネシア・マンデリン クラッシックブルボン」


<特徴>
穏やかな印象と質の良い甘さが特徴のこのコーヒーは
ブルボン種の特徴が良く出ている。
黒糖のような甘さ、蜂蜜のようなまったりとした
長く続く質感がある。
後味にほんのり残る酸味が心地よく
インドネシアのスペシャリティコーヒーらしさを
実感できるコーヒー


<物語~ストーリー>
インドネシアでは珍しいブルボン種のコーヒー
ブルボン種を栽培しているのはこの地域でも
わずか40~50件の農家さんたち
品質は良いがインドネシアで多く栽培されている
ハイブリッド種に比べると収穫量が少なくて
病害虫などに弱い手のかかる品種である
近年はより簡単に栽培できて手軽に換金できる
オレンジへの植え替えも増えてきていて
希少性が高まっている品種である

また、インドネシアでは収穫量の少ない農家さんたちから
コーヒーを集められるため通常はいろいろな品種が混ざった
ロットになる。しかし今回品種の特徴を感じてもらうため
ザイラニさんが作ったブルボン種のみを選別した特別仕様
の豆である。ザイラニさんは脱サラしてコーヒー農園を
営んでいる。農園を案内してくれた彼から感じるのは
豊富な知識と体力。アチェ地区では独特な樹形に
コーヒーを選定し樹齢10年以上のコーヒーから
チェリーを収穫する。他の国ではもっと早いサイクルで
植え替えを行う場合もあるが丁寧に選定を行うことで
植え替えの手間と時間、そしてお金を省くことが可能に
なった。これも農園の管理を一人で行うザイラニさんの
努力のたまものである。


このように丁寧に作られたインドネシアの希少種を
紹介できるのは、コーヒーにかかわる人達が
信頼関係を築きながら熱心に品質に対して
向き合っているからに他ならない。
農家さん、産地のコレクター、買い付け業者・・・
多くの人たちの気持ちのこもったコーヒーが
恵庭市の焙煎工房に届いて全国の顧客にお届けできる
誰一人欠けてはお届けできない。そう考えると
身震いするほど、ありがたいなぁと思う
そんな想いを馳せたインドネシアの単一品種
非常に珍しいブルボンコーヒー






 

2024-08-22

横浜みなとみらい珈琲日記「グアテマラ・レタナ農園」

2024年8月22日(木)

8月のコーヒー2袋目
グアテマラ・レタナ農園


<特徴>
まろやかな口当たりバランスの良さが
アンティグアらしいコーヒー
温度変化によってアプリコットのような
優しい酸味も感じる
酸味が落ち着いたころには
黒糖やミルクチョコレートのような
豊かな甘さが際立って感じる


<物語~ストーリー>
創立90年を迎えたレタナ農園
きゃろっとで紹介するのは7年ぶり!
レタナ農園のあるアンティグアは
3つの火山にかこまれた盆地で
火山灰質の豊かな土壌が広がり
山から吹きつける冷涼な空気が昼夜の
寒暖差を生み出す
最高品質のコーヒーをつくる自然条件が揃った
この土地は国内でコーヒー栽培が始まった伝統
もあり、グアテマラコーヒーの代名詞でもある。


この農園は元来カトリックの修道士たちの
手により運営されていた。農園名はその当時の
代表であったレタナ神父名前に由来している。
そのころレタナ農園ではコーヒー栽培をしておらず
サトウキビが栽培されていた。その後、
オーナーはコフィーニョさんとなり、
コーンやアボカドなど様々な農作物を試験的に
栽培する。試行錯誤の末にコーヒー栽培に
たどり着いたが、農園を購入した当初は
不況の煽りを受けてとても苦労したそうだ。


今回買い付けに成功したのは
レタナ農園の中でも特に甘みの強い
イエローブルボン
ポルトガル語で「黄色」を意味する
アマレロとも呼ばれ、通常真っ赤に実る
コーヒーチェリーが黄色く熟していくのが特徴
赤い実に比べて熟度の判断がしにくく
うまく扱うことができない場合は
未成熟な味わいになってしまう。
そこはで伝統あるレタナ農園
熟練したピッカーさんによって完熟のチェリーが
摘み取られ、芳醇な甘さとほのかに残る
フルーティな味わいを感じさせてくれる。
その洗練されたフレーバーはアンティグア産の
コーヒーの特徴を鮮やかに表現している
レタナ農園のイエローブルボンが醸し出す
クラッシックアンティグアのフレーバー




 

2024-08-01

横浜みなとみらい珈琲日記 「ケニア・キママ」開封!

2024年8月1日(木)


<特徴>
ジューシーさが最大の特徴
カシスやグレープ、パイナップルのような
南国フルーツを思わせるキャラクター
ミディアムボディの赤ワインのような口当たり
冷めてくると酸味が落ち着いて
ブラウンシュガーのような甘さが際立つ


<物語~STORY~>
このコーヒーはケニア北西部のブンゴマ地区にある
キママ・ウォッシングステーションから届いた
ケニアといえば中央部にそびえるケニア山南部が
主要な産地として知られている。
この地域が生産量の7割を占めており、
キアンブやキリニャガ、ニエリなど、きゃろっとでも
紹介しためいがらの多くが中央部の産地
ところが、今月のコーヒーは隣国ウガンダの
国境に近いブンゴマ地区


実はこの地域は現地でもまだあまり知られていない
場所であるが、ケニア山周辺の環境に引けを取らない
素晴らしい条件が整っている。
アフリカでも最も古い火山の一つエルゴン山の山麓は
中部アフリカにおける熱帯雨林の島と呼ばれ
手つかずの豊富な自然が残されている。


コーヒーは標高1500~1900mの山麓一帯で生産
されており、火山灰質の土壌と豊富な降雨量に恵まれ
高品質なコーヒーを生産し続けている。

このように素晴らしい環境に恵まれたブンゴマ地区では
高品質で細部へのこだわりを持つ背性施設が増えている。

これから世界で注目されるであろう
ブンゴマ、キママ・ウォッシングステーションの
コーヒーである。