2021-03-13

京都・大原「三千院」の紅葉が見頃 雨の苔絨毯に色づく葉のグラデーション

7, November, 2020

京都の紅葉の見頃は11月末からだと思っていたら、大原はもう見頃に突入していました。夏に行った大原とは違った世界でした。

雨で残念なんてことはありません。雨の三千院も風情があって綺麗でした。
雨に濡れた苔のじゅうたんが艶やかに光ります。

写真に写っているお堂は「往生極楽院」
三千院の歴史の源ともいえる御堂で、平安時代に『往生要集』の著者で天台浄土教の恵心僧都源信が父母の菩提のために建立したと伝えられます。
往生極楽院に祀られている「阿弥陀三尊像」はお堂に比べて大きく、堂内に納める工夫として、天井を舟底型に折り上げています。
堂内中央の阿弥陀如来は来迎印を結び、向かって右側の観世音菩薩は往生者を蓮台に乗せる姿で、左側の勢至菩薩は合掌し、両菩薩共に少し前かがみに跪く「大和坐り」で慈悲に満ちたお姿です。
なお、建物は重要文化財、阿弥陀三尊像は国宝に指定されています。

苔じゅうたんの中にあるのが「わらべ地蔵」
往生極楽院南側、弁天池脇にたたずむ小さなお地蔵さまたち。ポスターになっている有名なお地蔵様です。
有清園の苔と一体となってきれいに苔むしており、もう何年も前からずっとたたずんでくださっているようです。