2023-12-16

横浜みなとみらい珈琲日記「コスタリカ・シュマバ」開封

2023年12月16日(土)

今日から新しいコーヒー
「コスタリカ・シュマバ」


<特徴>
食欲の秋、旬を迎える様々な果物を思わせる。
飲み始めはさわやかで心地良い酸味
まるで蜜たっぷりのりんごのよう
さらに温度変化と共に甘さの質感は
とろみを伴い洋ナシやイチジクのような
キャラクターを感じる



<物語~ストーリー~>
コスタリカのスペシャルティーコーヒー界を
牽引してきたフランシスコ・メナさんのコーヒー
コスタリカに買い付けに行った際には
引率をしてもらった。
この方の活躍なくしてはコスタリカコーヒーの
発展はなかったといっても過言ではない。

メナさんがスペシャルティーコーヒーの考えを
広めようとしていた当初、小農家さんたちが
持ち寄った豆は同じ精製工場に集められ、
相場で決められな価格で取引されていた。
農家さんの取り分はわずかなもの
このように品質に関係なく取引されている
現場に「もっとできるのに・・・」と
もどかしい時期を過ごしてきたようだ。

コスタリカの土地や気候、さらには国民性が
コーヒーの栽培に適しており、成功すれば
「世界で認められるコーヒーになる!」
と確信していたであろう。
この現状を解決するためメナさんが中心となって
作った新しい取引の仕組みが
「マイクロミル革命」
品質で適正に評価されることが今日の
コスタリカコーヒーの素晴らしさに繋がっている。

そんなメナさんのコーヒーは、2014年に設立された
コスタリカの新しいマイクロミルで仕上げられた。
農園では培ってきた輸出業者としての知識と
経験を活かし、伝統の品種だけではなく、
ハイブリッド種や原種などの新しい品種も
積極的に栽培している。また、農園ごとに
レッドハニーやホワイトハニー、ナチュラルなど
果肉の残し具合を変えて、その農園に最も適した
精製方法を行うため、絶えず実験を繰り返している。
綺麗に色別に並べられたアフリカンベッドは
乾燥の進行具合によって場所を得ている。
これはとてもとても手間のかかる作業でもあるが
このような細やかな管理をすることで適切な状態に仕上げ、
複雑な香味を生み出す。その結果、2016年には
国際品評会に2回目のエントリーににして見事
優勝を果たしている。コスタリカコーヒーの
第一人者として培った知識と経験を生かした
このコーヒーの魅力を自分の舌で味わえる。