2025-01-28

横浜みなとみらい珈琲日記 グァテマラ・コバン オーロラ農園

2025/1/28 火曜日

グァテマラ・コバン オーロラ農園

<特徴>
カシスのような果実感
アメリカンチェリーの風味が広がる
さらにキウィやハーブのような爽やかさが
混ざりあい、長い余韻を楽しむことができる
ブラウンシュガーのような優しい甘さも感じられる
しっかりとした飲み応えがあり
最後にい草のような心地よい風味もある

<物語~ストーリー>
オーロラ農園があるコパンはグアテマラシティから
約150km北、山々に囲まれた自然豊かな場所
グアテマラはきゃろっとスタッフが3回訪問しているが
この地域のコーヒーを扱うのは初めてである
未開の熱帯雨林が広がり、固有種を含む179種類の鳥が
生息している。その中でも
「クビワキヌバネドリ」
は特に大切に保護されていて
赤いお腹に白と黒のボーダーラインが特徴的な姿から
現地では「オーロラ」と呼ばれている。
この美しい鳥がオーロラ農園の名前の由来ともいえる。

オーロラ農園は1877年に府ドイツ系移民によって設立され
2014年にはアルドさんが引き継いだ。
現在はマラゴジッペ種をはじめ、
ゲイシャ、パカマラ、カツーラなど
多様なコーヒーを栽培している
特にマラゴジッペ種はその大きな見た目が特徴
アラビカ種の中でも樹高が最も高く収量が少ないため
環境の影響を受けやすいと言われている。
しかし、このコパンの豊かな自然がもたらす素晴らしい
環境こそがマラゴジッペの特性を最大限に引き出す

さらにアルドさんは農園で働く方々の支援にも力を入れている
特にコパンの地域では先住民の間でも所得や貧富の差が
広がっていることが問題になっている。彼は
「経済的に自立してビジネスとして
コーヒー栽培ができる農家を育てる」
との思いを持っている。
そのために「オーロラスタジオ」というプロジェクトを
立ち上げ、売り上げの一部を地域のインフラ改善に還元し
50世帯以上の農家を支援している。
家族に「グアテマラを愛し、人を助けること」を教えつつ
農家を訪れて自らも手を動かしている姿が非常に印象的