2020-10-17

京都・東山「五大堂 同聚院」金木犀が香る東福寺の塔頭

2020年10月17日(土)

辺りが強い金木犀の香りでいっぱい
たくさん咲いている


1444年に創建した臨済宗大本山東福寺の塔頭寺院。
旧法性寺五大堂の遺仏である不動明王(1006年開眼)を
本尊とすることから「五大堂 同聚院」と呼ばれている。


かつてある女御が牛車で法性寺を訪れた際、
特に大事な琴の爪を失くしたと言って
道長公に所在を求めました。

不動明王の霊験を聞いていた道長公は
潜心に黙祷して
「もし見つけることが出来たなら
お堂を建立して報恩し奉ります。」
と請願したところ、
三ノ橋(同聚院北西あたり)付近でこれを得て、
大いに歓喜して献上したと伝わる。
そうして建立したのが同聚院の五大堂であり、
不動明王は当時の女御・更衣などの
身分の高い女官からも絶大な信仰を得たと言われ、
特に芸事上達を祈願することも多かったと言われる。

近代においては、
祇園の芸妓で胡弓の名手として知られた
日本のシンデレラ・モルガンお雪さんの
信仰を縁として、
全国の女性から「働く女性の守り本尊」として
あつく信仰されている。


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