松虫姫と鈴虫姫の供養塔がある
境内を少し上った所
そのあたりの紅葉が素晴らしかった
お堂に行き、しばらく庭や仏像を鑑賞
ここはそんなに混雑もしていない
穴場か・・・
ここはお話を聞くことができる
前回も聞いたけど内容を覚えていなかった
あらためて松虫姫と鈴虫姫の話を聞く
この地、鹿ケ谷(ししがたに)で
住蓮上人と安楽上人は修業を積む
そんな2人に後鳥羽上皇の女官2人が
やってくる。2人は出家したいと願うが
2人の上人は一度断る。
後鳥羽上皇の許しもなくできないと。
しかし女官2人は食い下がる
全てを捨てて出家したいと覚悟して
来たのになぜ断るのかと
この2人が松虫姫と鈴虫姫
後鳥羽上皇が熊野詣で留守の間に
出家を願い、住蓮、安楽も折れてしまう。
後鳥羽上皇は2人の女官(松虫・鈴虫)が
出家したことに激怒
住蓮、安楽は斬首となる
宗教勢力の台頭を恐れていたらしく
親鸞も越後へ流され
法然も四国へ流される
法然が許されて戻った後に
斬首となった2人の僧侶を弔うために
住連山安楽寺と名付けここ鹿ケ谷に再興した
想像するに後鳥羽上皇は女官に嫌われ
逃げられ、手伝った僧侶を斬首、上司を島流し
現代だとセクハラ・パワハラではないか・・・