2025-03-24

横浜みなとみらい珈琲日記「コスタリカ ドン・オスカル」開封!

2025/3/24 月曜日



<特徵 -comments->

今月のコスタリカマイクロロットシリーズでも、

バリスタさーやんが特にお気に入りの

「ドン・オスカル」

レッドアップルやアプリコットのような

果実感いっぱいのコーヒーです。

温度変化とともに感じる酸味は繊細で、

まるでシロップやキャンディのような

滑らかな甘さが長く続きます。

最後まで雑味の無いクリーンな味わいが、

素晴らしさを実感できるコーヒーです。



<物語 -coffee story->

このマイクロミルは、

ドン・オスカルさんとその息子夫婦、

お孫さんが家族一丸となって

コーヒー作りをしています。


僕が訪れた際、

息子さんのアレハンドロさんと

オラッシオさんに案内していただきました。

そこで最初に目についたのが、

一面に広がる乾燥中のコーヒー豆です。

小学校の体育館ほどの敷地に、

アフリカンベッドと呼ばれる高床式の

乾燥棚が設置されています。

その上のコーヒー豆を、

たった一人の男性が両手で混ぜていたのです。

優しく丁寧に。

一粒一粒摘み取ったコーヒーチェリーを、

全ての工程で手間をかけて仕上げています。

このマイクロミルでは、

この攪拌作業を3時間おきに行います。

通常、パティオという乾燥場と乾燥機で、

効率よく早く仕上げてしまうのですが、

パティオで2日間乾燥した後、

アフリカンベッドで 12~15日かけて

乾燥工程を終えます。

優しく手で攪拌し、

ゆっくりと乾燥させることで、

腐敗することなく果肉の甘みがコーヒーに浸透し、

フルーティーで甘みたっぷりのコーヒーが

完成するのです。

また農園では、収穫後に家族とスタッフ総出で、

古くなったコーヒーノキを選定する

カットバックを行い、

次の収穫に備えています。

さらに、高品質なコーヒーを生み出すために

土壌改善にも力を入れています。

ここ数年、特に改善した点が肥料。

農園の土壌分析をした際に、

この地の土壌はカリウムの含有量が多く、

今まで不足していたマグネシウムを

加えることで土壌のバランスを整えました。

こうすることで、

コーヒーチェリーの実り方・育ち方が

いい方向に改善されています。

高品質のコーヒーを生み出すために、

新たなチャレンジを続け、

手間を惜しまないことでドン・オスカルならではの

素晴らしいコーヒーが生み出されているのです。


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