2024年11月5日(火)
<特徴>
マスカットやキウィフルーツ
ライムのようなキャラクター
フローラルさを感じる素晴らしいコーヒー
湿度変化によってベリーのような印象も
シロップのような甘さが心地よく
白ワインのようなすっきりとした
飲み口が特徴
<物語~ストーリー>
「生産者と消費者の架け橋になるため」
という想いのもと、コーヒーを届けてくれたのは
コーヒークエスト(輸出業者)のロナルドさん
元々カメラマンをしていた彼は2012年
ジャーナリストとしてコロンビアを訪れた
そこで、生計を立てるのか困難な状況に
不満を募らせる生産者に出会った。
コーヒーは生産者に始まり、輸出入業者
そしてロースターやバリスタまで
様々な人が関わっている。
その中でコーヒーを通して生計を立てられないのは
「唯一、生産者だけ」
とも言われている。ロナルドさんが創業当初の10年前
小規模生産者の収入は生産コストとほぼ同額で
収益はゼロに等しかった。以来彼は、
「生産者に適正価格を支払う」
ために品質を向上させる取り組みを続けてきた。
しかし、コーヒーが環境に悪影響を及ぼしうる
と気づいた。それがより持続可能な生産方法に
意識を傾けるきっかけになる。
その問題に一つが、コーヒー業界の高齢化
子供達にはコーヒー生産の仕事が魅力的に
映らないのでしょう。
コーヒーについて詳しく知らず、お金を稼げない
仕事だと思っていることが原因
このままでは今後のコーヒー生産は大きく
減ってしまう。
コーヒーの未来に希望が持てるなら
きっと子供たちもこの仕事を選ぶと信じている
ロナルドさんたちは魅力を伝えるために
生産者の子供を対象にした3日間の
コーヒーキャンプを実施している。
そこではコーヒー流通の全体像を説明して
利益を得るための方法がたくさんあることを
教えている。
従来型の農業の影響で様々な動物が
絶滅危惧種に指定されているサンタマリア地域では
毎年文化祭を開催している。
この問題を身近に感じてもらうため
これらの動物に関する研究発表を行う機会を
設けたり写真のコンペを実施したりと
エンタメ的な要素も取り入れている。
知識や技術を提供することよりも
子供たちをワクワクさせることを目的にしている。
子供たちが、
「将来はコーヒーの仕事がしたい」
と強く思えるように、このようなサポートを
続けるロナルドさん
「きゃろっと」でも教育事業を立ち上げた今
ロナルドさんのような情熱を持った人たちと
つながり、ともに未来をつくっていくことの
大切さを改めて感じている。