12, February 2022
京阪電車の「石清水八幡宮」駅から歩いて
最初の鳥居をくぐると見えてくるのが
石清水八幡宮の頓宮、そして極楽寺の跡
「徒然草」で有名な仁和寺の和尚の話は
和尚が山の上に本堂があるにもかかわらず、
山のふもとにある、ここ頓宮や極楽寺
高良神社を参拝して帰ってしまったお話です。
その頃は多くの神社仏閣、宿坊などが
立ち並び、大変賑わっていた模様
『男山考古録』に源頼朝公奉納の伝承を持つ
「六本松」のことが記されており、
唯一の生き残りであった松が昭和22年、
落雷により焼失されてしまいました。
現在の「頼朝松」は昭和30年に奉納された2代目
『吾妻鏡』によると頼朝公は当宮に5度参詣していますが、
そのうちの1度、建久6(1195)年4月3日には
妻・北条政子と娘を連れて私的参拝、
同月15日には長男・頼家を伴っての公的参拝をしています。
頼朝公49歳のとき、鎌倉から持参した
6本の松の苗木を当地に植え、
帰路は当地より持ち帰った松を
鶴岡八幡宮の境内に植えたといいます。