13, February, 2022
私がマネージャー(管理職)になった時にある本に出合いました。その本に書いてあった忘れられない言葉の一つ "Noblesse Oblige"
<デジタル大辞泉の解説>
身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで
「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」の意。
なぜ、この「ノブレス・オブリージュ」という言葉が私の心に響いたのかというと、当時会社で責任のある立場の方たちの中に無責任な人が多かったからです。
こんなブログも書きました↓
【Business】責任を取らない責任者
https://fivestardx.com/2020/12/14/%e3%80%90business%e3%80%91%e8%b2%ac%e4%bb%bb%e3%82%92%e5%8f%96%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%84%e8%b2%ac%e4%bb%bb%e8%80%85/
私自身当たり前だと思っていることで、おそらく読んでいただいている方も同じく当然のことだと思いますが、「指示に従った部下の仕事の失敗(期待効果が無かったこと)は上司の責任」だと思うのですが、この責任を認めない管理職がたくさんいたのです。
管理職、責任者は高い地位でありそれなりに高い報酬を得ています。
なぜならば、大きな責任を背負う困難な仕事であり、それができると認められた人だけが成り得る仕事であるからだと思います。
高貴な身分というと憧れの的です。人々から羨ましがられる存在であり誰でも成れるものでもない。しかしそれは義務を持つことで得られる地位・名誉でもあり、その義務とは命を懸けて人民を守るということ。
逆に言うと
厳しい義務を背負っているから、普段は優雅な生活ができ、自分の意志で厳しい訓練を行ったり、自分の意志で自分を管理できるのでしょう。
今の時代、軽々しく命を懸けるなどということはないですが、会社でそれなりの立場になったのであれば、仕事の成果のみならず、部下ひとりひとりの人生を背負っているつもりで働かなければならないと思います。それがまたその立場が人を育て、さらに大きくなっていくのではないでしょうか。