2023-05-26

横浜みなとみらい珈琲日記「マンデリン・アチェ・ゲガラン」が最後の一杯

2023年5月26日(金)

あっという間に最後の一杯を迎えた
インドネシアのマンデリン・アチェ・ゲガラン


<特徴>
オレンジピールのようなさわやかな香りと
レーズンなどのドライフルーツ
さらにクローブなどのオリエンタルで
スパイシーなキャラクターが融合して
ゲガラン独特の非常に複雑な
アーシー感を作り出している


<物語>
「こんな桃源郷のような場所からきゃろっとに
届いているのか・・・」
産地を視察したときに衝撃を受けた。
スマトラ島北部のアチェ州ゲガラン地区の
小農家が手摘みしたマンデリン

一年中雲に覆われて、水墨画の世界に
迷い込んでしまったかのような美しい風景。
そんな場所から届いたコーヒー豆

マンデリンは、エチオピアやケニアと並んで
生産地域の特徴が色濃く醸し出される。
特にアチェ地域のマンデリンはその品質の高さと
フレーバーの複雑さで世界から注目を集めている。
このコーヒーが作られら他地区では
小規模の農園でコーヒーを生産して、
ひとつの場所に集められ、スマトラ式と呼ばれる
伝統的な方法で精製される。
この地域は肥沃な土壌であるが、高温多湿で
年中雨が降るため、カビのリスクを避けて
通常3週間て度かかる乾燥工程を
5日~1週間程度で仕上げる。

この気候だからこそ生まれた精製方法が
マンデリン特有の複雑なフレーバーを作り出す
最終工程は人手で不純物などを取り除いて、
スペシャルロットとして仕上げる。
最後まで手作業で仕上げられたこのコーヒーは
個性的で様々な風味を有した複雑な
フレーバーを兼ね備えている