2023-09-15

みなとみらい珈琲日記「ケニア・キアンジョグ」開封

2023年9月15日(金)

今月2袋目のきゃろっとコーヒー開封


<特徴>
落ち着いた酸味と巨峰やブルーベリーのような
キャラクターが特徴のこのコーヒーは、
アフリカの大自然の雄大さを感じる
どっしりとした口当たりとブラウンシュガーの
ような甘さが、飲みごたえある。
アイスにも適している。


<物語~ストーリー~>
キアンジョグは、ピーター・ムチリさんが届けてくれた。
キアンジョグとは、ケニア山とアバーディア山脈の
高地に挟まれた標高1800mに位置する
ウォッシング・ステーション

彼が現在の仕事を始めたきっかけは、
今は亡き祖父との約束
とても情熱的なコーヒー生産者だった祖父と
ケニアのコーヒー産業を変革することを約束した。
コーヒー生産者の家族として育ったピーターさんは、
コーヒー造りの難しさを理解している。
その実感を原動力に、革命的なゲームチェンジャーになる
ことを目指した。しかし現実には多くの困難が待ち受ける。
これを乗り越えるために生産者との関係を築いてきた。

付き合いのある生産者達は
「ピーター、何かプロジェクトある?」
「ピーター、品質改善を手伝ってくれる?」
と、いつもピーターさんに助言を求める。
すると彼は農園内で腰を下ろして、ひとりひとりと
じっくくり話し合う。
何度もこのような会話を重ねることが、
5年後、10年後にケニアのシステムに変化を
もたらすと信じている。

このようにピーターさんを慕う生産者たちによって
完熟のコーヒーチェリーが工場へ持ち込まれる。
それぞれが平均0.25ha程の小さな農園を持ち、
コーヒーをメインに家族で消費するための
トウモロコシや豆、ジャガイモ、野菜などの
食料品を植えて生活をしている。
サッカーのハーフコート程度の規模なので
コーヒーの占める割合がそこまで多くないことも
容易に想像できる。大量生産はできないものの
丁寧に栽培し真っ赤な完熟のコーヒーチェリーを
摘むことが可能。アフリカの大地で力強く育った
コーヒーと一緒に、残暑を過ごすのも良い。