2024年12月2日(月)
11月に来たコーヒーだけど
開封が12月になってしまった。
<特徴>
濃厚なミルクキャラメルのような口当たり
アーモンドやピーナッツのようなキャラクターで
温度変化でオレンジやアプリコットのような
優しい酸味も感じられる。
まったりと長く続く心地よい香ばしさと甘さは
石焼き芋のようで思わずほっこりする
<物語~ストーリー>
「こんな景色想像していなかった」
この農園を訪問した時ブラジルのイメージが変わった
ブラジルの農園の風景と言えば、
地平線が見えるほど広大な土地
機械で一斉に収穫することで大規模な生産を
可能にしてきた。
今紹介するビセンチさんの農園では
ブラジルでは珍しく、険しい山岳地帯で人手で
コーヒーを栽培しています。
未舗装の山道の先に見えてきた農園は
シェードツリーに囲まれ、崖のような急斜面に
コーヒーが植えられている。
収穫はピッカーさんたちによって手作業で行われ
完熟したコーヒーチェリーのみを丁寧に摘む。
精製方法もぬかりない。チェリーを乾燥する
パティオやアフリカンベッドでは
不純物などを一粒ずつ取り除きます。
広げられたチェリーからはブドウ畑のような
甘い香りが漂い、子供のような記憶が蘇る。
ここでは女性たちが丹念にハンドピックをを行い
均一な品質なコーヒーに仕上げている。
「妻や娘、女性の力があってこそのコーヒー」
とビセンチさんは言う
収穫から精製まで家族総出でコーヒー作りに
取り組む姿は、国境を越えて通じる暖かいものを
感じさせる。
このように、手間と愛情をかけて
コーヒーを作り続けてきた結果、2000年の
国際品評会で栄えある優勝を手にした。
この経験を励みに品質の向上を目指している