12, May, 2019
反正天皇陵の北にある
方違(ほうちがい)神社
「三国山こずえに住まふむささびの
鳥まつがごとわれ待ち痩せむ」
と『万葉集』にも歌われているごとく、
摂津、河内、和泉の三国の境界なるが故に、
“三国山”また“三国丘”
とも称され、この三国の境
(ちなみに“堺”の地名はこれに由来する)
で何処の国にも属さない方位の無い清地
であるという考え方に依り、
その境内の御土と菰の葉にて
作られた粽は悪い方位を祓う
という信仰を以て、古きより方災除の神として
御神徳を仰ぐ参詣者が全国より訪れます。