2024/6/20(木)
今月のコーヒー2袋目
「タンザニア・アカシアヒルズ」
<特徴>
リンゴやグレープフルーツのようなフレーバー
グリーンキウィのような酸味を感じる。
シロップのような甘さと軽い口当たりが
初夏を思わせる味わい。
アイスにすることで酸味の輪郭がはっきりし
より爽やかな印象
<物語~ストーリー>
今回初めて紹介する「アカシアヒルズ」は
タンザニアの国際的なプライベート
オークションでウィナーを獲得した農園
オーナーはタンザニア人のレオンさん
コーヒーを選定する際、まず商品の詳細を
明かさずにカッピングという評価方法で
「品質」だけ見る。それは品質はうそをつかない
と考えているから。動植物の環境を犠牲のもと
コーヒーを栽培し続けるといづれは土地が枯れ
生産ができなくなる。
また、コーヒーの生産にはどの工程においても
「丁寧さ」が不可欠。雇用環境の悪化は
コーヒー生産のモチベーションが下がり
品質の低下につながってしまう。
このアカシアヒルズも品質の高さで採用を決めたが
レオンさんの思いにも強く共感している。
彼の目標は「生産に関わる人が幸せになり
周りの人も幸せになること」それは
「かかわる全ての人がハッピーに」
というきゃろっとの理念とも一致している。
2007年レオンさんは、オルディニアという地域で
栽培を始めることにした。ンゴロンゴロ自然保護地区
と接している自然豊かな環境。しかし
素晴らしい土壌であるにも関わらず
タンザニアの中でも貧しい地域でもあった
彼は農園立ち上げの際、地域の方たちに
「人生を変えるものは何でしょう?」
と訪ね歩いたそうです。
まっ先に出てきた答えは「水」でした。
そこで水のインフラを整えることにした。
農園だけではなく村にも水を水をパイプラインで
送るシステムを作った。
いずれ村には雇用が生まれて人が集まり
社会が循環するようになった。
さらに国のコーヒー品質をあげるべき
海外のロースターを誘致してカッピング会を開催
結果的にこれがタンザニアコーヒーの
品質の高さを世界に知らしめて
国際的なオフィシャルなオークションへと発展
まさにレオンさんのコーヒー生産は地域の人々の
生活を変えタンザニアのコーヒーの歴史を変えていった
本当の意味での持続可能なコーヒー生産を体現する
レオンさん。彼のみんなの幸せを願って作るコーヒー
「タンザニア・アカシアヒルズ」