2023年10月16日(月)
新しいコーヒーを淹れた
ケニア・ルンゲト ピーベリー
<特徴>
開封しただけで心躍るような香り
グレープフルーツやライムのようなケニアらしい
フレッシュな酸味
さらに、ライチやグレープのような特徴が
複雑さを感じさせる
ボディ感のあるしっかりとした飲みごたえと
プルンとして口当たりが楽しめる
<物語>
「国ぐるみで美味しいコーヒーを世界へ」
ケニアでは1933年の法改正をきっかけに
国を挙げてコーヒー生産に力を入れてきた
主に数haの農園を持つ零細農家が
栽培・収穫し、それを組合に集めて仕上げている。
以前は品質の良いコーヒーを作っても
それが適切な報酬として反映されないことが
しばしあったが、法改定後に生産者の生活が
改善され品質が飛躍的に向上、ケニアは
世界でも有数のコーヒー生産地となった。
さらに、世界初のコーヒー研究機関を持ち、
世界中に大きな影響を与えている。
そこには研究資格をもったスタッフが所属し
最先端の農業技術をすべての生産者に伝えるため
惜しみない努力をしている。
ケニアの代表的な品種であるSL28やSL34など
素晴らしい香味を持つ品種がここで生まれた。
このように最先端の農業技術を研究するケニアは
安定した生産量と優れた品質のコーヒーを
提供している。
最先端の農業技術を持つケニアから届いた
今月のコーヒーは、ケニア中央州キリニャガ地区で
作られた「ピーベリー」のみを選別したコーヒー
一般的なコーヒー豆はフラットビーンと呼ばれ
片側が平らな形をしている。ところが
ピーベリーは丸くかわいい形をしている
コーヒーノキの先端部分に全体の数%だけが
ピーベリーとして実るといわれており
これだけを選別することも手間のかかる作業
また、ピーベリーの素晴らしさは希少性だけではない
通常、ふたつのコーヒー豆に栄養が行きわたるところ
ひとつのコーヒー豆にぎゅっと栄養が蓄積される
わけだから、香味も素晴らしいものになる。
ケニアらしいジューシーさがより際立ち、
キレのある酸と果実感あふれる味わいが
生み出されている。