2024-07-18

横浜みなとみらい珈琲日記 ボリビア・コパカバーナ農園

2024年7月18日(木)



<特徴>
ティピカ種らしいアメリカンチェリーや
アプリコットのような穏やかな酸質が特徴
ブラウンシュガーのような優しい甘さが
鼻からふわっと抜ける心地よさ
飲んだ後も心地よい甘さが広がり
落ち着いた一杯を楽しめる


<物語>
南米の中央部にあるボリビア
多彩な自然に恵まれた国
国土の2/3がアマゾンの熱帯雨林
アンデス山脈を挟む起伏に富んだ地形

コーヒーが作られているのは、
標高3600mにあるユンガス地方
チチカカ湖からもたらされる適度な湿度と
この地域の険しい地形が
温暖な自然条件と甘い香りを持つコーヒーを
生み出している。

ボリビアのコーヒー栽培は、
1600年代スペイン植民地時代に入植者が始めた。
コパカパバーナの農園主マリアさんの祖先も
スペインから渡ってきた一人。
マリアさんの父ハイメさんが50年前に始めた。

ハイメさんが農園を始めた当初からボリビアでは
コカイン栽培が社会問題になっており、
コーヒーからコカインへの転作も増え続けていた。
周辺の治安も悪くなって、ボリビアコーヒーは
このままでは十数年後には消滅してしまうと
危惧されている。

そのような苦境の中、現在の土地に農園を購入し、
高品質なコーヒーを作りたいという一途な想いのもと、
ボリビアを代表するコーヒーになった。


マリアさんは栽培から輸出まで一貫して
行っているため、コパカバーナ農園では
ティピカ種のみを選別して品質の高いものを
精製することができます。
単一品種を栽培している農園が少ない
ボリビアではとても希少なコーヒー

毎年紹介しているが、
変わらぬ安定した品質が特徴
変わらない幸いを毎年作り出すことは
農産物であるコーヒーでは決して
簡単なことではない。
50年間続くコーヒーへの一途な情熱が
つながる素晴らしいコーヒー



2023年4月4日の日記