2011-03-30

不安な日々と志

驚くべき事は日本にいるみんなが同じようなことを思っているということ。 
仕事では 「意思統一に勝る物なし」 なんて言ったりしていたが、
日本中がこんなことになるなんて初めての体験。


自分の周囲では皆、口をそろえて言う。


「今まで通りの生活をしよう」
「外食をしよう」
「仕事に打ち込もう」


僕らが沈んでいては日本の様々な産業に悪影響を及ぼす。
少なくとも階段を上り始めるまでは、踏ん張って歯を食いしばって涙をこらえて
日常を取り戻さねばならない。 みんなが同じ事を考えている。


自分というたったひとりのちっぽけな人間が、日本の経済の貴重な役割を
担っていると、ここまで明確に認識したことは今まで無かった。




節電に関してもほとんどの人が高い意識で本気で取り組んでいる。
家庭の電力なんて自分一人ちょっと使ったってもなんてことないってみんな
わかってるけど、被災者やみんなのために少しでも何かしようという気持ちでいる。


こういうことを継続して、新しい日本を作る志を持ち生き続けていくことが、
犠牲になった人への供養になると信じたい。




それにしても原発の状況は重たい。
世界中の人の心に重たくのしかかっている。
これだけは、神様仏様。
お願いだから最悪の事態にだけはしないでと、祈らずにはいられない。




2011/3/29