2025-03-02

横浜みなとみらい珈琲日記「グアテマラ ラ・マラヴィラ」開封!

 2025年3月1日(土)

特徴 -comments-

ひと口目に感じたのは「りんご飴!?」と思わせる、りんごのような穏やかで華やかなフレーバーと、カラメルがかった

べっこう飴のような甘さ、そして、ほのかに感じるアールグレイ感。温度変化とともに、ラズベリーやイチジクのような重みのある味わいへ変化します。



物語 -coffee story-

「こんな遠いの・・、こんな急斜面なの・・・」まるで秘境のような場所、グアテマラの「ウエウエテナンゴ地区」から買い付けたコーヒーをご紹介いたします。1997年、ギレルモ・ロサレスさんと息子のマウリシオさんがこの農園を立ち上げました。「ラ・マラヴィラ」という名前は、土地の美しさに感動して名付けられました。しかし、この美しさの裏には、電気や道がない過酷な環境が広がっています。彼らは周りの支えを受け、懸命に農園づくりに取り組んできました。

同年、初めての種まきが始まりました。寄付や自身で購入した 2500本のコーヒーノキによって実現しましたが、インフラが整っていないため、木や資材はすべて馬で運びました。

ギレルモさんは、紛争で全てを失った経験を持ちながらも、土地とコーヒーへの情熱を抱き、プロジェクトを進めました。

その後、今回ご紹介するカツーラ種やブルボン種を育てつつ、収穫や精製のための機械を整えていきました。地域の支援も受けながら、2002年にはようやく車両が通れる道が開通しました。コーヒーの価格が下がる厳しい時期にも、目標を諦めませんでした。

2005年、ギレルモさんは 82歳で他界しましたが、彼が築いた素晴らしい品質のコーヒー生産への基盤について、誇りを持っていたことは間違いありません。ギレルモさんの意志を引き継いだマウリシオさんは、2011年に初めてカップ・オブ・エクセレンスを受賞しました。この高品質なコーヒーは、彼らの愛情と勤勉さが生み出したものです。新年にふさわしいエネルギー溢れる一杯を、ぜひお楽しみください。


<以下、広告です>